こんにちは。アメリカ東海岸在住のankomomです。オリオールズvsドジャーズの9月6日の試合を観に、オリオールズの本拠地ボルチモアのオリオール・パーク・アット・カムデンヤードへ行ってきました。
ボルチモアへ向かう道中、チケットを買う時に携帯にいれたMLBのアプリからポップアップメッセージが。「今日はRipkenの2131試合連続出場から30周年!お祝いのセレモニーがあるので18時15分には席に着いておいて」とのこと。「え、RipkenてあのCal Ripken? Iron Manて呼ばれてたCal Ripken!?」と夫もうれしそうです。夫は大学生時代にボルチモアに来た時、Cal Ripkenは引退後数年たっていたものの、Ripkenグッズを買って帰った思い出があるとのこと。メジャーリーグの選手に詳しくない私でも、息子(14歳)がアメリカに来てから、Ripken Baseballの「Ripken Experience」の大会に参加したため、馴染み深い名前です。
ドジャーズの応援ユニフォームを着て、雨模様の中、セレモニーに間に合うように試合開始の2時間前に球場へ。入場後しばらくすると大雨が・・


こんな雨で試合はできるのかなぁ・・と雨宿りをしながら待つこと50分・・晴れてきました!内野のシートが剝がされてダイヤモンドが見えてくると、拍手喝采。


先ほどの大雨にもかかわらず予定時間から20分だけの遅れでセレモニーが始まりました。Cal Ripken Jr.の2131試合連続出場30周年のセレモニーには、Cal Ripkenの元チームメイト、何度も対戦した相手など、スーパースターが勢ぞろい。ご本人は真っ赤なオープンカーで球場内をパレードしながら登場して、ものすごい盛り上がり様でした。始球式は、30年前に当時2歳だった息子さんが始球式をしたときの様子を再現して、30年たって32歳になった息子さんが投げた球をCal Ripkenが受ける演出でした。


ドジャーズの先発は山本由伸投手。山本選手が出てきて投球練習を始めると息子は大喜び。遠投しているのを見ても、「あんなに軽く投げるのに90mは飛んでるよ!」と大興奮です。
試合はとんとん進み、3回表の大谷選手の打点を皮切りにドジャーズがリードしたまま6回が終わった頃から、オリオールズのユニフォームを着たオリオールズファンからも「もしかして私たち、no hitter・・」のつぶやきがそこここから聞こえてきます。オリオールズがノーヒットノーランのまま回を重ねてくると、オリオールズの本拠地にも関わらず、ドジャーズの選手が大きな外野フライを取ると「ナイスキャッチ!」の声と大きな拍手。1塁後ろのゴロをファーストの選手が取りに行ったときに山本投手が1塁に走りこんでカバーすると「なんて速いんだ!」の感嘆の声と拍手。三振を取った時の大歓声。だんだん観客もノーヒットノーランを待っているような雰囲気で緊張感が高まってきました。

そして3対0でドジャーズリードのまま迎えた9回。1アウト、2アウトと順調にアウトを重ねます。最後のバッターは大リーグ2年目のジャクソン・ホリデイ。話題の野球ファミリー、ホリデイ家のお兄さんです。ほとんどの人が立ち上がって固唾をのんで見守ります。そして、ホリデイが打ったのです、ホームランを・・一瞬にして球場の雰囲気は一転、バックスクリーン裏に花火が打ち上がります。「負けた・・」とつぶやいて椅子に崩れ落ちる次女。その後、大逆転で4-3でオリオールズの勝利となりました。「野球は2アウトから」「27個目のアウトが一番難しい」とは言われるものの、それにしても・・と、野球の難しさをひしひしと感じさせる試合でした。

球場からの帰り道、「山本選手、かっこよかったねー。それにしても9回2アウトまでいってたのに!」と悔しがる長女。いつも球場に行くとすぐに帰りたがっていた娘たちですが、野球をこんなに思い入れをもって観るようになるなんて・・とそこにも感慨ひとしおでした。
読んでいただいて、ありがとうございました!
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