Maine州アケーディア国立公園③_ Long Pondでカヤック, Bass Harbor Light Station

こんにちは。アメリカ東海岸在住、夫婦(ともにポスドク研究員)とこども3人(14歳、11歳、7歳)の5人家族のAnkomomです。アメリカ最北東のメイン州にあるAcadia国立公園の中の、Mount Desert島の西側エリアに行ってきました。「Long Pondでカヌーかカヤックができる、舟に乗ろう!」と盛り上がり、念のために予約しようと前日に電話してみたものの留守番電話だったので、前日に窓口まで行って予約していました。次女が「両側に漕ぐところが付いている舟に乗ってみたい」というので、今回は初めてカヤックに挑戦。

組み合わせは、14歳の息子=1人乗りカヤック、夫+次女=2人乗りカヤック、私+長女=2人乗りカヤックに。このうち、最後までアクシデントなく舟を楽しめたのは・・夫+次女だけ、になることに・・・

当日は快晴、絶好の舟日和です。受付を済ませ、ライフジャケットを借りて、カヤックを台車で岸辺まで運び、いざ出発!乗ってみると、カヤックはやや不安定な感じはするものの、少し漕ぐだけですいすい進むので、それぞれ調子よく出発しました。

ところが湖の中央あたりまで来るとだんだん風と波が強くなってきて、前に進みにくく、かつ揺れが大きくなってきました。「ちょっと飛び込んでもいい?」と湖に飛び込みたい長女・・・「ちょっとだけなら飛び込んでいい?」「舟がひっくり返るからダメ」と問答を繰り返してようやく、<今は飛び込まないで後から岸辺で泳ぐ>で折り合いがつき、ほっと一息ついていると、「あ、パドル落としちゃった」との長女の声が・・急いで手を伸ばしても届きません。せっせと漕いで波間に浮かぶパドルに近づいては届かずに遠ざかり、近づいては遠ざかり・・「舟は急には止まれない」「舟は急には曲がれない」と実感。私と長女のカヤックは、夫+次女、息子のカヤックからだいぶ遅れをとっていて、遠くにいる二艘の舟に助けてももらえず、孤軍奮闘。漕いで近づいては通り過ぎ、近づいては通り過ぎ・・・を繰り返して、やっとパドルを拾いあげたときはほっとしました。

・・と、遠くの方で息子がカヤックから落ちている姿が。横波にあおられてひっくり返ったようです。以下、息子+夫+次女の話と、遠巻きながら見ていたところをまとめると・・<<波が強くなってきて1人乗りカヤックが転覆。ジップロックバッグに念のため入れておいた携帯、と水筒が沈んでいくので、沈んでいく前に急いで拾いあつめて回収。ジップロックバッグに小分けにしておいたポテトチップス(アメリカの大袋のチップスは大量に入っているので)は浮いていたので数十秒後に回収。裏向きになったカヤックを表向きにひっくり返してみたものの、水が入ってしまった。もう一度裏向きにしてから表向きにしたものの、カヤックから水が出せない。そうこうしている間に夫+次女のカヤックがなんとか手の届く範囲に近づいてきてくれたので、回収した携帯、水筒、ポテチを預けた。どうにも水が出せないので、カヤックを引っ張りながら一番近い岸まで泳いでとりあえず上陸。それでもなかなか入ってしまった水が出せなくて苦労しているところ、いかにもカヤックが上手そうな人が通りかかり、ご本人も上陸して、ご自分のカヤックは流されないところに置いた後、息子のカヤックをひっくり返して、次は逆方向にひっくり返して水を出し、残りの水もコップみたいなもので出して、助けてくれた。親切な人が通りかかって助けてくれて、有難かった>>、でした。岸まで帰って落ち着いた後、「携帯も濡れていなかったし、ポテチもしけってない!ジップロックってすごいね」とそこにやたらと感心する息子。

私の考察としては・・ひっくり返ったのが泳ぎの上手な息子だったからよかったものの&親切な人がたまたま通りかかって助けてくれたからよかったものの、これが私+長女のカヤック、や次女だったとしたら、ライフジャケットを着ているので溺れはしなくても、携帯は湖の底に沈んでいっただろうし、波のある中、カヤックを引っ張って岸まで泳げなかっただろう・・・と思うと、カヌーとカヤックの違いもはっきり認識せずに&カヤックがひっくり返った場合の処置も知らないままで大きい湖でのカヤックに挑んだのは無謀だったか、と反省。しかも、もしも水温が冷たい季節だったらライフジャケットで浮いてはいられても低体温になってしまってもっと危険ですね。こどもたちの感想は「カヤックすごく楽しかった!また乗りたい!」でした。

カヤック後、一息ついてからBass Harbor Light Stationへ向かいました。Bass Harbor Light Stationは、旅行の前に次女が読んでいたAcadia国立公園の紹介の絵本にも出てきていた、崖の上に立つきれいな灯台です。建てられたのは1858年で、1974年からは自動化されていて灯台守はいない、とのこと。陸側と海側、両方からの眺めを楽しめました。

帰りにシーフードのお店でClamとムール貝を買って帰りました。

いろいろ盛りだくさんのAcadia国立公園の1日でした。カヤックは楽しかったですが、練習が必要ですね。

読んでいただいて、ありがとうございました!


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