こんにちは。アメリカ東海岸在住のankomomです。
この9月で我が家がアメリカに来てから3年になりました。アメリカに来た当初は、アパートメントに何も家具や調理用具もなく、車もなく、料理などもできなかったので、近所の歩いて行けるスーパーマーケットにパンやおかずを買いに行っていました。近所のスーパーマーケットは、自然食品系スーパーマーケットで、やや割高ですが、おかずを買って店内や店の前で食事ができるテーブルもあり、週末などは多くの人が食事をしているのを見かけます。また、こどもがスーパーに行くと一人一つ無料でフルーツがもらえる「free fruit」のコーナーもあって、我が家のこどもたちもバナナやリンゴ、オレンジなどの果物をもらってきたりします。
最初のころ、このスーパーでの買い物の会計の時にとまどったのが「round upしますか?」でした。なんのことですか?と聞き返すと説明してくれたり、それでもなんのことかわからないとレジの人がとりあえず「なし」、にしてくれていたりしていました。当時は時差ぼけで意味を調べる気力もなく、「Yes」と言っても「No」と言っても、どちらでも会計はできるんだなぁ、となんとなく経験則で思っていましたが、round upは数字を切り上げること、で、round upすると端数を切り上げて($15.7ドルでも$16ドルへ、$15.3ドルでも$16ドルへ)切り上げた分を寄付するんですね。このスーパーでのround upは地域で支援が必要な人へ食品を配達するプログラムに使われているようです。
その後、普段の買い物をするウォルマートなどではround upを聞かれることはなく、round up を聞かれるのはもっぱら近所のスーパーだけだったのですが、先日出かけた先で立ち寄ったマクドナルドでは、セルフオーダー端末に「round upしますか?」の選択肢がでてきました。マクドナルドの場合は、ロナルド・マクドナルド・ハウス(入院・通院しているこどもと家族のための滞在施設)のための寄付のようでした。
この3年アメリカにいる間に、日本に帰国された、仲良くしていただいていた日本人のご家族は6家族(お隣の研究室の韓国人のポスドクも韓国に帰っていかれました)。ここ数か月の間にまた2家族が日本に帰国される予定で、さみしくなります。ただ、アメリカに来なかったら出会えなかった人たちに出会えたことは、アメリカに来て一番良かったことだと思います。また日本に自分たちが帰国した時には、会いに行きたい人が増えたのが、楽しみです。
読んでいただいて、ありがとうございました!
【余談:最近読んでよかった本・面白かった本】
「枝元なほみのめし炊き日記 人生なんとかなるレシピ」枝元なほみ著、農文協
今年亡くなられた枝元なほみさんのエッセイ+レシピ。食べることは生きること、「食べて」って言うことは「生きて」って言うこと。食べることと、日々の暮らしの中の感動と喜びを味わいながら、今と将来の人たちの「食べる」を支える活動に奔走された枝元さん。「ペルー風炊き込みご飯」や「おすすめカレー四品」も美味しそうで作ってみたくなりました。

枝元なほみのめし炊き日記
アメリカ東海岸在住。こども3人の子育てをしつつ、夫婦ともに研究留学中です。息子の野球、こどもたちの学校、アメリカでのお出かけスポットなど、アメリカ生活の日々のあれこれをぼちぼちと綴っていきたいと思います。
何かの参考に・・楽しんでいただけたら嬉しいです。


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