日本からの荷物、受け取るまでの道のり

こんにちは。アメリカ東海岸在住のankomomです。アメリカ(の田舎の町)に来て3年になります。ここに来てみると、自分が行き届き過ぎるくらい行き届いていた日本の各種サービスにすっかり慣れていた・・と感じることがしばしばです。アメリカに来てからは例えば・・・転入手続きの頃に学校へ提出した書類がなくなったことが複数回あり、学校への書類の提出の前には(なくなっても再度提出できるように)必ずスキャンかコピーを取っておくくせがつきました(実際にはなくなったことがあるのは最初の各種手続きの頃のものだけで、普段の学校生活で先生に直接出すような遠足の同意書などはなくなったことはありませんが)。例えば・・・病院や歯科への受診の予約をしようとしても全然電話がつながらなかったり、予約がとれても数か月先だったり。「折り返し電話します」という留守番電話に録音しても結局全然電話はかかってこなかったり。各種問い合わせ電話窓口は自動音声ばかりで、ようやくつながった窓口の人に「担当に回します」と言われて回った先は最初の自動音声で堂々巡りになったり・・。荷物もしばしば届かないことが・・「荷物が(アパートメントの)宅配ロッカーに配達された」というメッセージが来たのにロッカーを開ける暗証番号が通知されなかったり、「荷物配達済み」というメッセージが来たのに部屋の前にも宅配ロッカー周辺にもなかったり。スーパーの食品宅配も「届けた」という連絡がきても自宅の前にはなく、周囲のアパートメント一帯を探し回ることもしばしば。(アマゾンの配達とかスーパーの宅配の場合、見つからなかった場合は返金はしてもらえます。)住んでいるアパートメントエリアに同じような建物が並んでいるからか、と思いきや「ご近所メーリングリスト」では、同じ町内の邸宅エリアに住む人たちからも「荷物が届かなかった。間違って届いているのを見つけたら教えてください」というメールがちょくちょく流れていたりするので、よくあることのようです。

今週、また携帯に「宅配ロッカーに配達済」のテキストメッセージがあり、ロッカーの暗証番号も今回はついていました。荷物の写真がついていたのを見ると、ピンボケで小さい字は読めないものの、日本の実家の母から送ってきてくれた荷物の様子。暗証番号もついていたので、暗証番号を入力し、受け取りのサインをして、早速宅配ロッカーを開けてみました・・すると、なんと、中は空っぽ。愕然としました。荷物はどこに行ってしまったのだろう・・と心配になります。配送会社のページから荷物の行方を調べようにも、ピンぼけの写真では配達番号がわからず、実家から教えてもらった日本で発行された追跡番号は入力しても違うようで、どうにもなりません。配送会社の近くの支店にも電話してみましたが、番号がわからないのではどうしようもない、とのこと。翌朝、アパートメントの管理室に行って相談してみると、宅配ロッカー室の防犯カメラを確認してくれました。配達員の人が荷物をスキャンした後、何か紙を書いてロッカーは開けずにそのまま荷物を持って帰る様子が写っていました。「きっと明日また持ってきてくれるよ」と管理人さん。荷物はどこに行ったんだろう、もう受け取りのサインもしちゃったけど大丈夫かなぁ・・防犯カメラの映像はいつまで消されないで残しておいてもらえるのかなぁ、と、不安が募ります。夕方、仕事から帰ってくるとアパートメントのドアに「受け取りの時に支払いが必要です。明日また届けにきます」の張り紙が。税関関係の費用の支払いが必要だったから、ということで訳が分かって荷物もなくなっていないことがわかり、ほっとしました。その翌日、また夕方仕事から帰ってくると、ドアには「これはもうfinal delivery attemptです。荷物は送り返されます」の張り紙。焦って配送会社のホームページをみてみると、配達番号はわからないものの、張り紙に「notice 番号」は書いてあったので、検索はできました。ホームページから費用の支払いはできたものの、「配達を『支店に受け取りにいく』に変更」することができませんでした。費用の支払いを前日にしていれば、荷物を置いて行ってくれたかもしれない、、と後悔が募ります。配達会社の問い合わせ窓口に電話してみました・・自動音声で「現在の待ち時間は約27分、そのままオンラインで待ってもいいし、一旦電話を切る場合でもかけ直します、一旦電話を切っても順番待ちの順番は遅くなりません。そのまま待つ場合は1を、一旦電話を切る場合は2を押してください」とのこと。一旦電話を切ったらもう折り返しが来ないのではないか、今日つながらなければ荷物が日本に送り返されるのかも、という不安から、そのまま電話をつなげて待ちます。予定時間を過ぎても電話はつながらず、電話の通話容量が大丈夫か(契約しているプランの通話容量を超えると、突然電話が切れて通じなくなります)心配になりながらも待っていると、待ち始めてから58分後、窓口の人に電話がつながりました。「その荷物はもう3回配達を試みているので、もう送り元に返送されます。送り元に連絡するように」とのこと。「日本からの荷物だけど、日本まで返送されるのか」と聞くと「そう、日本に返送される。」とのこと。「でも国際配送っていうことなので、国際配送係に電話を回します」と電話が回されました・・また自動音声で堂々巡りになるんじゃぁ・・と嫌な予感がしましたが、国際配送窓口の人へは数分以内にすぐ電話がつながり「OK!支店で受け取りに変更しておくよ。手数料免除にしておくから支払いももうこれ以上はないよ。受け取る支店の住所は〇〇〇。受け取れるようになったらホームページのトラッキングのところに案内がでるよ」と。急にうまくいってびっくりしましたが、翌日無事に支店で荷物を受け取れて、ほっとしました。

日本だと宅配の配達時間帯を選べたり、受け取れなかった時に電話をすると「今日はこれからずっと在宅ですか?後から持っていきますね」とまた配達員さんが再度届けにきてくれたこともあったり・・でしたが、ここでは2日間続けて受け取れなかったりすると、返送されてしまうことになるようです。気をつけないといけません。行き届き過ぎたサービスだと、有難いけれど配達員さんの負担は多くなってしまう、無駄も増える、ということを考えると、難しいところですね。

今回の反省点は、(1回目の張り紙の時、ほっとしてしまってそれ以上何も行動しませんでしたが)「1回目の張り紙ですぐに手続きしないと返送されてしまう可能性があるから、すぐに手続きしないといけない」でした。

長くなってしまいましたが、読んでいただいて、ありがとうございました!

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【余談:絵本の紹介コーナー】

「ちびごりらのちびちび」ルース・ボーンスタイン作、いわたみみ訳、ほるぷ出版

「ちいさなかわいいゴリラがいました。みんなちびちびがだいすきでした」から始まる絵本。最初から最後まで「大好き」があふれています。途中、起承転結の「転」で調子がかわるところでちょっとどきっとしますが、こどもたちが就学前の年齢の時はここが面白くて、何回読んでもこどもたちは笑い出していました。かわいい絵と温かい言葉で、読み聞かせをしている方の大人もじんわり幸せな気分になれる絵本です。


ちびゴリラのちびちび
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